患者さんに寄り添った看護をしたいなら
もっと患者さんに深く関わった看護がしたいなら認定看護師の資格を取得するべきです。高度な看護技術と知識を持つ認定看護師の資格を取得するのは大変ですが、一般の看護師に比べて活動範囲が広いため患者さんの気持ちに寄り添った看護ができます。認定看護師の実態について把握しやすいように、実際に認定看護師として働く2人の声を紹介します。認定看護師は周囲からの期待や重圧が強いため、緊張や恐れを感じることもありますが、やりがいの多い仕事です。
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認定看護師は特定の分野において熟練した看護技術と知識を持ち、水準の高い看護を実践できる看護師を社会に送り出すことによって看護の質の向上を図るために創設された制度です。1995年に発足しましたが、時代に合わせた内容へと見直され、新たな制度が2020年にスタートしました。医療現場をリードする存在である認定看護師になるには大変な努力が必要ですが、資格を取得したからといって安心してはいけません。常に自己研鑽を積み学ぶ続ける姿勢が必要です。
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訪問看護認定看護師として働くAさんの声から、認定看護師になって仕事がどのように変化したのか見ていきましょう。認定看護師になって一番大きく感じたことは周囲からの期待です。「認定看護師ならできるはず」といった目で見られるため、その期待に応えられるように勉強を続けているそうです。認定看護師になってからは看護業務だけではなく、看護師全体の教育に携わる機会も増えました。施設で働いてるスタッフ全体の質を底上げする立場になったため、身の引き締まる想いで仕事に向き合っています。
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慢性心不全看護認定看護師として働くBさんの声から認定看護師のやりがいについて見ていきましょう。Bさんは認定看護師になったことで、以前よりも患者さんと深く関わることができるようになりました。患者さんや家族に直接話を伺い、抱えている不安や問題を解決するために自分の持つ知識が活かせることに大きなやりがいを感じているそうです。Bさんの働いている病院には他にも認定看護師がいます。Bさんはその人たちと協力しながら病院全体の看護の質を上げるために尽力しています。