認定看護師になろう

認定看護師と混同されやすい専門看護師との違い

専門看護師と混同されることも

専門看護師と混同されることも

認定看護師と専門看護師の大きな違い

ここでは認定看護師と専門看護師の違いについて見ていきます。相違点は大きく分けて3つあります。
1つ目は資格を取得するまでの時間です。認定看護師の資格を取得するまでにかかる時間は615時間ほどです。期間にすると大体6ヵ月~1年以内です。それに対し、専門看護師は大学院の修士課程を修了しなければならないため、資格を取得するまでに最低でも2年かかります。
2つ目は視点をどこに持つか、という点です。認定看護師は医療現場での看護技術の実践に焦点をあてています。そのため、病院やクリニック、診療所、訪問看護ステーション、介護保険施設など看護師の活躍を大きく期待しているところから多く求められています。それに対し、専門看護師は看護技術だけではなく看護業界全体や病院全体に焦点をあてています。研究を通して、管理運用フローや新たな管理手法の計画・立案の実践を目指しているため、専門看護師は病院や訪問看護ステーションだけではなく、大学などの教育の現場からも求められています。
3つ目は人数です。2018年時点で認定看護師の人数は19,894人、専門看護師の人数は2,279人でした。専門看護師は認定看護師の約10分の1しかいません。

求められるものが異なる

認定看護師と専門看護師は役割が異なります。認定看護師は現場のスペシャリストであり、専門看護師はマネジメントのスペシャリストです。認定看護師は特定の分野において現場のリーダーとして高度な看護技術を実践し、さらに後輩の指導や教育、患者のコンサルテーションなどを行います。一方、専門看護師は複数の現場を束ねる存在です。そのため、調整力やいくつもの現場を俯瞰するような広い視野などが必要です。研究を通して、根拠のある政策の立案と実践が求められています。

資格の取得方法

認定看護師は全国の指定教育機関に6ヵ月~1年間通って、医療倫理や医療安全管理、看護管理・薬理作用、チーム医療論などの決められたカリキュラムを受講します。一方、専門看護師は大学院の修士課程を修了しなければならないため、大学院に2年間通って必要な単位を取得します。専門看護師のほうが取得するまで長い時間がかかるため、より専門性が高い資格であることが分かります。
また、専門看護師は対象の患者さんに質の高い看護を提供するだけではなく、保健・医療・福祉の政策上の様々な問題を改善・実践できるように働きかける役割も持っています。そのため、カリキュラムには看護研究方法論や応用統計学、課題研究、看護行政政策論なども含まれています。これらは認定看護師のカリキュラムには含まれていません。